objcopy でブートイメージ,の補足
先日の続き.
普通にobjcopyを行うと,.data領域に配置されてしまうので,ROMからのブートストラップに使うためには苦しい.
bfd/binary.c を覗くと
/* One data section. */ sec = bfd_make_section (abfd, ".data");
などとハードコートされている.
しかし,回避方法も用意されていて,--rename-section オプションで幸せになれる.
先日も引用した"いやな日記"にも別エントリで紹介されているし,
binutils の texinfoにも,そのものズバリの記述がある.
ならば書く必要ないじゃんというなかれ.GNU toolchainsのサポートをやっていて最も質問が多いのが, binutils とりわけ objcopy なのだったりする.
…確かに,多機能すぎてどう使えば良いのか悩むよね.