飛びます飛びます.

OpenDirectory 飛ばしました.

全社員*1と自社製品の全顧客に向けたアップデートサイト用のアカウントが全部入った OpenDirectory を吹っ飛ばしました.

軽率だったのは私なのですが,

こういうクリティカルな作業で,何の警告も出さないOSX Serverのサーバ管理.app …全くもって侮れません.

2000年からの全メールが吹っ飛びました.

どういうわけか,私のメールボックスだけ.他の社員のメールボックスが無事だったのは不幸中の幸いですが.

最初,IMAPフォルダは無事だと笑っていたのですが,Mail.appから繋いだとたん,メールボックスの使用量が0バイトに.引きつる笑い.

きっと,天誅が下ったのでしょう.
/Local と /LDAPv3/127.0.0.1 との間でエントリを動かしたりとか,アカウントレコード消してしまい無理矢理復活させたりとか,私のアカウントだけ以前から無茶を続けていたので.


復旧作業

しばし呆然とした後,メール環境の復旧を目指す.


まずは,先週退役したばかりの12inch PBG4を引っ張りだす.ターゲットディスクモードでMacBookProに接続.
PBG4のホームディレクトリにあるLibrary/Mailを見て,メール関連のデータが残っていることを確認.環境移行してからの日が浅いのが不幸中の幸い.
週末のメールは復旧不可能だけれど,まあよい.8年分のメールを思えば,3〜4日分のメールが消えても誤差範囲だ.

これらのメールデータをMacBookProのMail.appに持ってこれれば,コピーでIMAPフォルダに戻せる.


しかしここで一手間.Mail.appはmbox形式のインポートはできるが,自分が保持しているメールデータはemlxという1メッセージ1ファイル形式のもの.昔はmbox形式で保持していたような気もするけれど,たぶんSpotlightサポートの辺りで変更になったのだろう.(記憶曖昧)
メールはsqlite3データベースで管理されており,単にファイルをコピーしても期待通りにインポートはしてくれない.


mboxへの変換が必要だけれどスクリプト組んでいる暇は無いなぁと思いながら探してみる.同様のニーズはあるようで,いくつか見つかる.それらの中から,悪い評判がなさそうなemlx to mbox Converterを何となく選んでみる.
質実剛健というか色気が無いというか,そういう感じのアプリだけれど,40,000通くらいの添付ゴッテリのemlxファイルを一気に投げ込んでもハングはしなかった.


mbox形式に変換できればこちらのもの.Mail.appのメニューから[ファイル]-[メールボックスを読み込む...]でインポートできる.


ふぅ.思わぬ伏兵で半日と夜を潰してしまった.夜は晩酌しながらだったけれど.

*1:っても高々4名ですが