CeGCC

V850は目処がついてきたので,夜の部はプロプライエタリOSな世界へ.

WM6上でのバラックアプリを作れば進みそうな案件があるのだが,最近のWinCE開発環境は,中途半端に価格が高い.

そこでCeGCC OSX上でビルドしている人も多そうなので,ちょいと試してみる.
POSIX系移植の為の CeGCC と,Win32アプリ開発用の MinGW32ce と,2系統あるという理解で良いのかな?
svnから引っ張ってきてビルド.再配布する気はないので,universal binary化はしない.


arm-arm-winceターゲットは,拍子抜けなくらいあっさり進む.cegcc環境はMinGW32ceでは,GDBの辺りで

*** BFD does not support target arm-unknown-mingw32ce.
*** Look in bfd/config.bfd for supported targets.
make[1]: *** [configure-bfd] Error 1
make: *** [all] Error 2
$ 

まじすか? という瞬間があるものの,これはいつものことらしい.うむー.


とりあえず,arm-ming32ce-gcc を使って,MessageBoxで挨拶してくれるアプリがアドエス上で動くのは確認できた.


一時期は実質的に無料にまで落ちたWinCE用の開発環境も,じわりじわりと価格が釣り上がっている昨今.MinGWが動くのは結構嬉しい.
値段も嬉しいが,コマンドラインオプションが理解できるのも,平素gccにどっぷり浸かっている私には嬉しい.

VisualStudioの生産性にはほど遠くなるかもしれないが,Eclipse/CDTを持ち出してデバッガやプロファイラと擦り合せれば,そこそこ使える環境にはなりそうかも.