OSXからXenのVNCサーバに繋ぐ
XenのHVMに対して,VNC経由で繋ぐことができるのは良く知られていることなのだけれども.
残念ながら,OSXの事実上標準的VNCクライアントである Chicken of the VNC は,Xenの*1が投げてくるVNCプロトコルを正しく理解できない.
その辺の事情は,他のブログでも既に指摘されている公知の事実のようで,対策としてVineViewerを使うという提案がなされている.
VineViewerの$35という価格は,日常使いするつもりなら,会社で使う分には,いや個人で使う分でも,痛くはない.
けれども,通常はヘッドレスで使っていて,たまにソフトのインストールするために繋ぎたいという程度だと微妙*2.
そこで,別解.Java版のクライアントを使う.Java版クライアントには亜種がいくつかあるのだけれど,私は,TightVNCのものを使ってみた.
まず,TightVNCのダウンロードページから,tightvnc-1.3.9_javabin.zipを落としてくる.
それを,ターミナルでunzip.
$ mkdir tightvnc $ cd tightvnc $ unzip ../tightvnc-1.3.9_javabin.zip
で,実行する.
コマンドラインオプションに関してはロクなドキュメントが無いらしいのだけれど,出てくるエラーコードとソースを見れば判る.ま,オープンソースって,そういうものですから.
$ java -jar classes/VncViewer.jar HOST 192.168.0.70 PORT 5900
描画速度は,お世辞にも速いとは言えない.ゲームはもちろんのこと,エディタでの文書編集でも,スクロールが多いと辛いだろう.
けれど,動作そのものには大きな問題は無い.お奨め.