小学校低学年に与えるプログラミング言語

英才教育ってつもりでもなく.よくよく考えてみたら,私が最初にPC8001だったかMZ80Kだかに触ったのは小学校3年生だか4年生だったかで,そろそろ長女がそんなトシに近づいているのだなぁと.
ぱっと浮かぶのは,なでしことかドリトルとか日本語が使える環境なのだけれど,よくよく考えてみるとこれらの言語は敷居が高い.
小学校低学年は,読める漢字に制約がある.読めない漢字は入力できない.大人目線ではSmalltalk*1萌えも理解できるのだけれど,もうちょっと歳上でないと自由度が高すぎて戸惑ってしまうかもという気もする.


案外,Processingのように,英数字だけの世界で絵に特化,とかいうほうが吸収が早いかもしれない.さきほど,makensisがインストーラをビルドしている合間に,ちょっと試してみた.スクリプト書き→ビルド→結果確認のサイクルは結構短く回せる.これは古き良きBASIC的で好ましい
*2


インタラクティブというところから攻めるなら,EmacsLispから始めるってのもアリな気がする.エディタに慣れるという意味でも良いかも.絵は出ないけれど.
良いIDEがあるなら,PostScriptも悪くないと思うんだよね.絵は書けるし,言語仕様はシンプルだし.どこかに Javaバイトコードに落ちるPostScript処理系とか転がってないかな.

*1:およびそれをベースとする各種環境

*2:ときおり「最近の若い奴はコンパイラにかける前にじっくり考える癖ができていない」と嘆くセソパイ方が居るけれど,最初のうちはtry&errorを繰り返せるほうがよいに決まっている.最初に紙とハサミを与える時に「頭を使ってきっちり展開図に落とし,そのとおりに切りなさい」なんていう教育者は見た事が無い.