パッチパッチ

ここ数週間,M32C用のツールチェインをGCC4.4.0ベースで作ろうとしてハマっていました.

  • GCC4.4.0で作ったi386-pc-mingw32-gccは,GCC4.4.0のクロスコンパイラを作れずにICEで落ちる.
  • m32c-elf-gcc は,limits.h が無いせいなのか,target-libibertyが作れない.
  • 同様に,newlibも作れない.
  • 結果,stdc++ も作れない.
  • m32c-elf-sim は,POSIXベッタリでMinGWでのビルドは絶望的.なのに --disable-sim しないと外してくれない.
  • m32c 周りのBFDがおかしいらしく, m32c-elf-gdb でターゲットアーキテクチャの変更が利かない.
  • GDBのHEADをGCC4.4.0でコンパイルすると,警告が出る.-Werror でビルドが落ちる.

いやはや,HEADを追っかけているから仕方ないと建前上は思いますが,ここまでトラブルが出まくると,なんだかなーという気になってきます.
それぞれの問題には,因果が認められるものもあり,GCC4.4.0が安定したら不要になる可能性があるものもありますが…地道に潰して行く必要があるでしょう.

追記

いま改めてビルドしてみたら,target-libiberty, newlib, stdc++ は,無事に作れるっぽい.…configureを繰り返した時に何かしくじる…のか?