単位

零細やっていると屈辱的な,しかし何らの差別もない,事柄の一つに申請書類の計数単位ってのがあります.

例えば資本調達の時に開示する財務概況,レーティング機関から来る書類,助成金の申請書,諸々諸々.
国民金融公庫や私募債なら千円単位だったりするものが,IPAとか旧中小公庫なら100万円単位だったりして.書くとき,困る訳ですよ.社用車とサーバだけだと固定資産0円とか.0じゃないんだけどなとか.まあ100万円以内の損なら0って書いても平気とかいう話でもあるのですが,しかし100万円以下の損なんて誤差とか言われている気がして卑屈になるわけです.ふん.どうせ私は卑屈ですよーだ.


そんな卑屈な世界がある一方で,見ましたよ.ES細胞の研究とかマグロの完全養殖を目指すとか世界最速スパコンの開発を行うとかいう,補正予算数千億の枠の申請書というものを.

見積もり表の単位,千円とか100万円とかでなく,億円なのね.


まあ,そうだよね.数十億の計画書で,千円単位で見積もってたら,それだけで見積もりにかかるコストどんだけー!?,ってなものですよね.




だよね….広いよ,世界.いや日本も.