噛み合っていないらしい.

IPA/OSSCの公募.2007年度第2期テーマ型では,久しぶりに組込みネタが入っていたことに今日*1気づきました.
デスクトップとサーバにしか興味が無い組織と思っていたので,ちょいと意外でした.


組込み機器向けブートローダの対象CPUの拡大

野次馬根性*2で,公募要領をみてみたものの…DAS U-Boot 指定ですか….
この指定の仕方って,「システムのデータエントリ部には Microsoft Excel を使うこと」っていうのと大差ないのではないかな.
RedBootとかGRUBとか,それなりのシェアが見込めるブートローダって,他にもいろいろあるわけだし.


少なからず税金が投入されている事業で特定製品を指定することの功罪は,IPA/OSSCの事務方もよく認識しているはずなのですけれどね.
どこでどう捻りがはいると,こういう変な公募要領になってしまうのか…おばかな私には,腑に落ちてこないです.
これだけ狭いテーマだと,もう指名競争入札みたいな世界になっちゃうよね.

ところが,結果,採択は無し.


一方,昨年末にはSuperH用のU-Bootが公式にmerge.そこはかとなく,上手くプロセスが噛み合っていない感が漂うなぁ.

*1:書いているのは26日.気づいたのは24日

*2:私の主戦場はブートローダがないシステムなので,対象CPUが拡大しても影響が小さい.