GIGO - 駄文の批判は駄文にしかならない.


梅田さんの「目からうろこが何枚も落ちたオープンソースの“人間的本質”」ってコラムがネットで批判を生んでいたようだが、よくわかりません。
辺りから,つらつらと読んでみる.この手の燃料は定期的に投下される定めでもあるのかなぁ,とか思いながら.


日本人のOSS開発リーダーがMatz氏一人だと仮定すると,Matzの動機は日本におけるOSS開発の動機だし,Matzが考えているOSS像は,そのまま日本におけるOSS像だということになる,はず.Matz氏が,本意と違うと言い出さない限り,件の記事には何の誤りもないと思うのですよ.
いやもちろん,記事が正しいと言いたいわけではなくて,典型的な Garbage In Garbage Out な駄文ではないかしら,と.

Outに噛み付くのは無駄で,In (== 日本のOSS開発リーダーが1人)を叩けばそれで勝負ついちゃうのではないかな,と.


フォーサイトを読んでいるようなオジサマ方には,「オープンソースとは何か」なんて思想をコマゴマ説明するより「梅田氏の認識は定量的に反証できます.読むだけ無駄です.」とやったほうが手っ取り早いような気がするのですが,どんなもんでしょうかねぇ.

歴史は繰り返す?

そういえば日本発のオープンソースはわずか42件なんて話もありましたなぁ.この手のGIGO文は定期的に湧いてくるものなのかしら.

想起ついでに,あのときのMatz氏は


なんて噛み付いていたはずでした.今回はどうなのでしょうかね.