ARMのJTAGをARM純正にする意味もあまりないかも.


いや、もちろんプロが会社の金でICEを買って使うときにはADIの14pin配列にしないといけないのですが。

「高いからADIのICEは買えない」と言っている人は、自動的にARMの20pin配列になるんじゃないかと思うのです。だって、1万円そこらのFT2232 ICEが直接刺さるんですよ。しこしこ変換ケーブル作っても、らちがあかないでしょう*1。6pin分でかいですけどね。

たぶん,ARMのJTAGとADSPのJTAGの配列を比べたとき,ARMボードのJTAGをARM純正配列にしたほうがよいケースって,SRSTとTRSTの両方が必要な石を載せたときだけなのではという気がするわけです.
で,LPCやらATMELやらADI(ADuC)やらの,ホビー用途で使われそうな*1石のスペックを眺めてみると,リセットは1本で十分なものがかなり有るのですね.
で,ARM純正はVREFが有って線一本這わせなければならない,と.
ならばARMボードのほうをADSP互換にしてもよいのではないか,という気もしてきます.まあ,ADSP配列のFT2232 ICEが少ないという点で,このアイデアは没なのですが.


ちなみに,ARMの大多数に比べて,Blackfin の JTAG は時々ヘソ曲がりなので ARM用 ICEを流用する時はアダプタを選んだほうがよいですね.TCLK にバッファを入ったものを選ぶのは多分must.

*1:言い換えるとCQのオマケになりそうな