解雇時の裏技,別解

解雇時に休業を組み合わせる件.ざっと読んだ.
まあ一言で言って,豆しばが教えてくれるようなネタ.
豆しばフェイスタオル 枝豆しば
普通は使わない技ですね.


なぜ使わないかというと,真にブラックな会社は,そんな細かいテクニックを使わず従業員の無知を逆手にバッサリ斬るから.
ややブラックから真っ当の間にあるような会社だと,いつか書いた,未消化代休という負債があるから.
労務的に見て優良な会社なら,そもそも解雇しないしね.


つまり、先に年次有給休暇の行使を宣言しておくと、その後に該当日に対して休業命令を出すことは出来ないということですね。なので解雇予告がされたらまずは年次有給休暇の行使を宣言することです。



また年次有給休暇時季変更権も「事業の正当な運営を妨げる場合」なので有給予定日を会社が変更して休業日にあてようとすることは出来ませんし、もちろん解雇予定日以降に変更することもできません。



しかし、解雇予告と休業命令とが同時に出ると厄介です。

この手に類似した技として,休業ではなくて解雇予告と同時に代休消化を命じるというものがあります.代休は出るとこ出られたら必ず払わなければなりません.年次有給休暇は,引用元のエントリにもありますが,行使しなければいくら余っていても会社が買い取る必要はありません.支払額は休業より多くなりますが,有給を行使させない(支払を抑える)という点で,目指すところは一緒です.
この手は休業と組み合わせるよりも多いだろうと思いますよ*1


代休消化に積極的な会社を良い会社だと言う人は多いですが,私に言わせりゃ楽天的過ぎだろと思ったりします.未消化代休30日以内に拘る会社については,ある程度心の準備をしておいたほうが良いのでは無いかと.代休消化は非雇用者の権利であると声高に主張するひとも,その主張は全く正しいですが,リスクの自覚とセットにすべきではないかなと思います.いつでも転職できるように自己研鑽に一層勤めるとか.
とはいえ,未消化代休で自らの雇用を確保するとしたら,それはそれでなんだか惨めでもありますが.

何を信じればよいのか.どう生きればよいのか.悲しいけれど,コレ現実なのよね.

*1:てか,ワタシ使ったことありm(ry.(鬱