組込みプロセッサ技術

先日,


組込みだったら割り込みや例外の概念がメインフレームより複雑っぽいので,その辺を説明している本も,と.どんな本がいいのですかねぇ.パタヘネとか厚くて読むの億劫だし.

なんてことを書いた.折を見て何冊か立ち読みで比べていたのだけれど,ワタクシ的には,この本が決定打.
組込みプロセッサ技術 (組込みシステム基礎技術全集)

組込みプロセッサ技術 (組込みシステム基礎技術全集)

特定のアーキテクチャにベッタリな記述はなく,かといって抽象的な話をしているわけでもなく.プロセッサの分類という,ごく初歩的なところからマルチコアの性能に関する話までカバーし.そして正味250ページ程度とコンパクト.
ソフト屋なら,この本の範囲を丸暗記していれば,概ねデキる人という分類になるのではと思う*1


久しぶりに,人に勧めたくなる教科書を読んだ気がする.

*1:かくいう私は,読中,「へー,そう考えると良いのか」という発見がいくつか.(汗