Eclipse3.5 + CDT6 + bfin-elf-gcc-4.1.2 な LiveCDを後悔^H^H公開
茨の道ですな.酔漢師がコマンドラインGDBに流れるのも,さもありなん*1.
茨の道をローコストで体感したい方は sourceforge.jp のダウンロードサイトからチェケラ.LiveCD にしてあるので,ダウンロードの時間さえ耐えられればすぐに試せます.
VMware Fusion での動作も確認済み.刺身包丁用にカスタマイズした*2 gdbproxy も入っているので,BlackfinのデバッグがCD一枚でOK.もしかしてこれって画期的なことなのではっ.
何が後悔に値するのか.
だがしかし現時点では徒労感のほうが大きい.まあその根底には,Linux版でバージョンも上がっているのだからワクテカと思い込んだ己の軽率さがあるので自業自得ではありますが.
一部だけ列挙.
GTK/GDK のヤンチャぶりが祟って,真っ当に動きません.…いや動きますが,SWT付近からありえないほどウザったくエラーダイアログが出ます.ビルドもデバッグも問題ないけれど,ありえないほどウザったい.QTに移行したいなんていう話がコアメンバーから出るくらいの状況のようで,本当に深刻なのかもですねぇ.ツールキットは野望抱くと影響が大きすぎるよねぇ….
CDTというか,CDT の GDB Hardware debugging の起動構成の問題って気もするのですが,ボーッとしていると,真っ当にデバッグができません.
GDBのコマンドラインに関する知識があって,CDT(っていうかorg.eclipse.debug.ui)のクセみたいなものを理解していて,少し悩んでも許せる位の心のゆとりがあれば,解決可能です.私は心のゆとりはありませんが,他の2つに関しては持ち合わせていたのでブチ切れる前に設定できました.まあpluginのソースコードを読まなくてもGDB/MIのログを読めば想像つきますが,それを期待するのは無理っしょ.ツールヲタでない組込みプログラマを挫けさせるには十分なくらいには不親切.
…とはいえ,起動構成プラグインを作る立場から言わせてもらえるなら,この辺りのUX*3設計は難しいのですけれどね.だけれど,GDBの生々しさを全面に出しすぎて,このUIは失敗だと思いますよ.マッチョ感が溢れすぎ.
Pizzaに乗せるとどうなるか.
…まかせとけ.と言いたいところなのだけれど,Linux版を要望した当の顧客が,カスタマイズ費用を見積に乗せたら引き気味という罠.ふーむ.あれでも正直ベースよりは随分と値引いたのだけれどなぁ….