スピンドル削減計画

私が勤める会社のサーバ環境が酷い.

が雑然と置かれていて,たぶん私が死んだら誰も管理できないだろう.
まあ死んでしまえば,その後のことは私は苦労しないので構わないのではあるけれど,生きているうちに崩壊されると困る.
先日もXServe の HDDが飛びかけて1週間をフイにしたばかり.私は稼ぎ頭でもあるので,サーバのお守りを1週間するということは,1週間の食い扶持が減るということを意味する.避けたい.絶対避けたい.

電源のコンデンサやファンも怖いといえば怖いが,やはりサーバトラブルの代表といえば,ストレージ.ソフト屋にとってはメシのタネが詰め込まれているだけに,壊れるのはとっても痛い.

開発用だけがリスクではない.総務経理系のPCも盲点だ.経理用のPC環境はVirtual Serverに押し込んであるが,これをホストしているPoweredge 850はRAIDになっていない.総務兼デザイナ兼Webショップ担当のN嬢は,自前のPCにいろいろユーティリティソフトを詰め込んで激重状態にするのが好きらしく,これもリスクだ.まあ,N嬢のPCはCerelonのメモリ1GBという,Adobeのソフトを使うには可哀想過ぎな環境だったりして同情の余地はある.

無為な時間を過ごせば過ごすほど,スピンドル崩壊の時間は近づいて来る.
VirtualServer は入れたものの,ホストとなるWinXPが無駄である.またVirtualServer自身のパフォーマンスもあまりよくない.
そうすると,もう一つのVMVMware ESXか…*1


さて,手持ち環境だけで ESXを入れるとすると,Poweredge850 が候補に上がる.しかし,850へのインストールは難儀したというエントリもあり,ここで無駄な時間を使いたくない.解決に1週間とかいう話になると,放置してHDDを飛ばしたのと損失があまり変わらなくなる.

うーむ.と悩んでいたところで,朗報.マイミクで仮想化技術方面に明るい宮原さんからの情報で,ML115 G5を知る.うほー.1万円ちょいで買えちゃうの!? (中略) ぽちっとな.

というのが,先週末くらいまでのあらすじ.

*1:ああ「オープンソースカンパニーならXen使え」って話にはなるだろうけれど,Xenの中身を知っているからこそ,今回はXenを使わない.Windowsで世界を埋め尽くそうとしているMicrosoftだって,バックエンドはAS/400だったりするわけで.