スティーブ・ジョブズ 神の交渉力
マイミク通信簿によると,身内に近い方々の私への評価に「読書家」ってのがあるのだけれど,実は最近ロクに読んでいない.
書評サイトとか見てお腹いっぱいになっちゃったりして.
なんか最近,仕事(主に管理職的な仕事)上で凹むとかうんざりするとか無駄に譲歩するとかとかいうことが多かったので,藁を掴んでみた.
スティーブ・ジョブズ神の交渉力―この「やり口」には逆らえない! (リュウ・ブックスアステ新書 48)
- 作者: 竹内一正
- 出版社/メーカー: 経済界
- 発売日: 2008/05/01
- メディア: 新書
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そこで,ジョブズ.人格的に境界と噂される人の代表格.成功した人の代表格.参考にならんでしょ.と読み始めた.
…しかし,交渉事における戦略とか態度とか,案外身に覚えがあるぞ.
- 契約の範囲で解釈の余地があるものについては平気で換える*1.
- ビジネス上,こりゃつきあってもwin-winにならんわと思ったら,可及的速やかに解消する.
- 解消すると決めたら,相手の都合は割と考えない.
- キーパーソンに対して物怖じしない.自分が必要だと思えばズカズカと入り込む.
- しかし現在の自分と関わりない思ったら,キーパーソンが目の前にいても無関心.
- 「報酬は要らない」と平然と言う.
- これがプロジェクトを握るための強力な道具になり長い目で見れば回収できることを知っている.
- 服装に無頓着.
- スケジュールに対する感覚が壊れていて,無茶なスケジュールを意図的に設定することがある.(これは最近人並みになってきた)
「中途半端に自分に近い人のを読むと,中途半端に参考にしてしまって慣れないことを試しがち.」うむー.
*1:契約を反故にまではしないけれど.